理想の寝姿勢と枕選びの重要性についてご紹介します。

22021年9月2日に開催されたEmma Sleep Japanオンライン記者発表会『Emma Sleep 新商品発表会&コロナ禍で試したい睡眠のいいモノ・コト大集合!』にて、整体院 和 -KAZU- 院長 迫田和也氏をお迎えし、「理想の寝姿勢と枕選びの重要性について」というテーマでお話しいただきました。

■理想の寝姿勢とは

寝具を選ばずどんな姿勢でも快適に眠られる体の状態が理想です。ある程度の体の柔軟性が必要で、体の柔軟性がなくなってしまうことで姿勢が悪い状態になります。姿勢が悪い状態は腰が反ってしまう反り腰や背中が丸くなってしまう猫背の状態、肩が前に出てくることで頭が前に出てストレートネックになってしまう状態です。

そうなることで仰向けの時に腰の後ろに隙間が空いてしまって痛くて眠れなかったり、背中が丸くなってしまい肩とベッドの間に隙間があって眠れなかったり、肩が浮き頭が前に出ることによって、枕や寝具を使って快適に眠れない状態になります。悪い姿勢により痛みがでたり、呼吸が浅くなったりします。

まずは体の柔軟性を確保することが大切

寝返りが打ちづらい姿勢になることで睡眠の質が下がり、疲れがなかなか取れない状態にもなります。特にコロナ禍で在宅ワーク・デスクワークの時間が増えた方が多いと思います。座る姿勢が長くなってしまうと体が丸く、猫背の状態になりやすくモニターを見ると頭が前に出てしまいます。

この姿勢をずっと続けてしまうといざ立ち上がったとき、股関節の前が固まっていたり、肩の前が固まっていたりするので伸ばそうとしていてもうまく伸ばせない状態になります。

まずは体の柔軟性を確保して、どんな寝具でもどんな姿勢でも眠れる状態を作ることが理想です。さらに、それを最低限行い寝具でサポートしていくことが重要になります。

寝姿勢をチェックしてみましょう

まずは、仰向けに寝ている状態で肩とベッドの間に隙間があるかチェックしてみてください。そこに隙間がないとしっかり胸が開いている状態なので、呼吸もしやすくリラックスして眠ることができます。

多くの方は猫背の状態になってしまうので、肩が前に出てしまって快適に眠れなかったり、呼吸が浅くなったり、肩凝り・首凝りがでてしまったりします。さらに腰が反ってしまっている方というのは腰の後ろとベッドの間に隙間があるので、なかなか仰向けではリラックスして眠ることができない方が多いです。

体の柔軟性をある程度確保するのがポイントになります。

そこでまず実践することとして、肩がついていないという人は手のひらを上に向けて眠るようにするのが一つのポイントになります。手が内側に向いてしまうと肩が前に出やすくなりやすいので、まずは手のひらを上に向けます。

そうすると胸が開きやすくなるので、肩がつきやすくなります。

さらに、足の向きが内側に向いている方は股関節が内側にねじれることで、腰が反りやすくなります。

つま先を外に向けることで骨盤が締まり骨盤の反りが改善されます。

■枕選びの重要性

枕の形状としては頭のサポートだけではなく首のカーブに沿ってサポートしている枕がストレートネックや猫背の解消につながります。頭の位置がサポートされると肩がベッドにつきやすくなるので、上半身の姿勢がリセットされることになります。さらに、枕が首の位置よりも頭の位置が少し下がるような形になると顎が上がり、呼吸しやすくなります。顎が上がるような形状の枕を選ぶことをおすすめします。

横向きで寝るときは、少し高い形状になっているのが理想です。頭の位置が少し上がることで中央の高さよりも左右の高さが高い枕のほうが寝返りの際にサポートしやすいと思います。枕で姿勢、呼吸、寝返りのサポートができます。

また、腰痛の方にはマットレスは低反発より高反発のほうがおすすめです。低反発になると腰が沈みやすくなります。柔軟性を確保できない場合、横向きはひざとひざが重なるので、お尻が後ろに出やすくなり反り腰が助長されます。横向きで寝る際はひざとひざの間に枕を挟んで調整するとお尻が出すぎないようにすることができるのでおすすめです。

反り腰の人は仰向けで寝るときに腰が反りやすくなります。このような人はひざを曲げないと寝られない方が多いです。ひざを立てたままでは、リラックスしづらい姿勢になってしまうのでひざの下に枕を入れることでサポートをしてみてください。

まとめ

整体院 和 -KAZU- 院長 迫田和也氏

コロナ禍になり、生活のスタイルが変わったと思うので、そのスタイルに合わせて、健康、睡眠に関する習慣を変えていく必要があるかと思います。自分はどういう姿勢なのかということをまずは把握していただいて、それに対する的確な対処法を、その場しのぎではなく、習慣化して行っていただく。そういった新しい習慣を身につけていただくというのが重要だと思います。

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